マークロ基本講座その1『ストックの維持』
こんにちは、杓文字です。
今回はマークロの基本ルートである「ストックの維持」についての解説です。
ストック維持にはベルヘルデスカルやヘブンズゲート、バラギアラなどを使用したルートもあるのですが、今回は最もスタンダードな
・「アトランティス(以下アトラン)」
・「スパイナーなどの9コスのトリガークリ(以下スパイナー)」
・「フォースアゲイン(以下アゲイン)」
・「転生スイッチ(以下スイッチ)」
・「目的不明の作戦(以下作戦)」
・「ロジックスパーク系のサーチもしくはクリスタルメモリー(以下ロジスパ、クリメモ)」
これらのカードで出来るもののみを取り上げます。
また、各項には「そのルートの用途」と「次回取り上げる無限待機への接続方法」を、また一部のルートには「ルートを変形させて別のことに使う方法」をそれぞれ載せておきましたので各々の理解に役立てていただければ幸いです。
また、どうしてもわからない場合はTwitterのDMに連絡をいただければどなたでも対応いたしますのでお気軽にどうぞ。
以下、各ルートの解説です。
①アトラン、アゲイン、スイッチを1枚ずつ使うルート
【用途】
・マークロとミラスタのストックを維持する
・トリガー付きクリーチャーもしくはオーラを回したり手札に戻す。
・コストが4もしくは5以外のトリガー呪文を回したり手札に戻す。
【初期盤面】
場:マークロもしくはミラスタ
手札:アトラン、アゲイン、スイッチ、マークロもしくはミラスタの場に出ていない方
※以下の手順はマークロが場に出ている場合のルートです。
ミラスタが場に出ている場合も手順自体は変わりませんので、マークロをミラスタ、ミラスタをマークロと読み替えてください。
【手順】
⑴マークロ効果でアトラン、アゲイン、スイッチを宣言
⑵アトラン召喚
⑶アゲインをマークロに当てる
⑷スイッチをアトランに当て、手札からミラスタを出す
⑸アトラン効果でマークロを指定、ミラスタをバウンス
⑹ミラスタ効果で墓地のアゲインとスイッチ、その他回収したい呪文を回収
→初期盤面
【解説】
ストック維持ルートの中で最も簡単なもので、アトランが多めに積まれた構築では比較的よく合流します。
8コスのアルスパを回してフィニッシュループに出来るほか、6コスの光魂やシャナバガン、3コスのロジック系の呪文などを回して無限ドローをしたり、スパイナーや罠の超人を回してドルマゲドンを解体することが出来たりとなかなか汎用性の高いルートです。
【無限待機への接続】
無限ドローなどから
・作戦+ロジック系もしくはクリメモが手札に入る
・作戦+光魂が手札に入る+山札をボトムのスイッチのみにする
のどちらかで無限待機の初期盤面になります。
【①の変形ルート】
【用途】
・手札の枚数がギリギリな時、元から盾にあるトリガーを使って①のルートを利用した無限ドローなどへ移行する。
【初期盤面】
場:マークロ
手札:ミラスタ、アトラン、アゲイン、スイッチ
【手順】
⑴マークロ効果でアゲイン、スイッチを宣言し、アトランと他の盾を入れ替え、ハンドを減らさないトリガーもしくはコストが4と5以外の呪文ならばそれも宣言
⑵アゲインをマークロに当てる
⑶スイッチをマークロに当て、手札からミラスタを出す
⑷宣言したトリガーがあるならばここで使用する
⑸ミラスタ効果で墓地のアゲイン、スイッチ、可能ならば⑷で唱えた呪文を回収
⑹マークロ効果で⑴で回収した盾のカード、あるいは⑷で手札に加わったカードとアトランを入れ替え、アトラン、アゲイン、スイッチを宣言
⑺アトラン召喚
⑻アゲインをミラスタに当てる
⑼スイッチをアトランに当て、手札からマークロを出す
⑽アトラン効果でマークロを指定、ミラスタをバウンス
⑾ミラスタ効果でアゲインとスイッチを回収
→初期盤面
【解説】
①のルートの開始時に場にいるクリーチャーがマークロとミラスタどちらでも問題ないことから、スイッチを食らってミラスタになる役をアトランではなくマークロにやらせることでその分のハンドを他の盾と入れ替えることが出来ます。
使用頻度はあまり高くないですが覚えておいて損はないルートです。
②アトラン、スイッチ、作戦、ロジスパもしくはクリメモを1枚ずつ使うルート
【用途】
・アゲイン無しでマークロとミラスタのストックを維持する。
・トリガー付きクリーチャーもしくはオーラを回したり手札に戻したりする。
・コストが7とロジスパの場合は3、クリメモの場合は4以外のトリガー呪文を回したり手札に戻したりする。
【初期盤面】
場:マークロ
手札:ミラスタ、アトラン、スイッチ、作戦、ロジスパもしくはクリメモ(以下サーチ呪文)
【手順】
⑴マークロ効果でアトラン、スイッチ、作戦、サーチ呪文を宣言
⑵アトラン召喚
⑶スイッチをマークロに当て、手札からミラスタを出す
⑷作戦から唱えたスイッチをアトランに当て、手札からマークロを出し、スイッチをボトムへ
⑸サーチカードでボトムに行ったスイッチを回収
⑹ミラスタ効果で墓地のサーチカードと作戦を回収
⑺アトラン効果でマークロを指定、ミラスタをバウンス
→初期盤面
【解説】
アゲイン無しでストックを維持するルート。
アルスパや光魂を回したりと基本は①のルートと同じですが、5コストのガールズジャーニーなどを撃てたりシャッフの4宣言を貫通するのが特徴です。
また、万が一GODと対面してチュートピアを投げられてもこのルートと③のルートは回せるので覚えておくともしかしたら役に立つかもしれません。
【無限待機への接続】
無限ドローなどから
・アゲインが手札に入る
・9コス以上のトリガークリ+スイッチの2枚目+そしてマークロもしくはミラスタの2枚目が手札に入る
のどちらかで無限待機の初期盤面になります。
③スパイナー、作戦、ロジスパもしくはクリメモを1枚ずつとスイッチを2枚使うルート
【用途】
・アゲインとアトラン無しでマークロとミラスタのストックを維持する
・スパイナーの効果を無限に使って盤面を更地にする
・コストが5と7、そしてロジスパの場合は3、クリメモの場合は4以外のトリガー呪文を回したり手札に戻したりする。
【初期盤面】
場:マークロ
手札:ミラスタ、スパイナー、スイッチ2枚、作戦、ロジスパもしくはクリメモ
【手順】
⑴マークロ効果でスパイナー、スイッチ2枚、作戦、サーチ呪文を宣言
⑵スパイナー召喚
⑶スイッチをマークロに当て、手札からミラスタを出す
⑷スイッチをスパイナーに当て、手札からマークロを出す
⑸作戦から唱えたスイッチをミラスタに当て、バウンスするが何も出さずにスイッチをボトムへ
⑹サーチ呪文でボトムのスイッチを回収
⑺ミラスタ効果で墓地の作戦、スイッチ、サーチ呪文を回収
→初期盤面
【解説】
②のルートの応用で、「スイッチを受けるでかいトリガークリ」と「ミラスタをバウンスする」というアトランの役割をそれぞれスパイナーと2枚目のスイッチに分けて行わせたルートです。
アトランの枚数が少ない構築では結構な割合でこのルートに合流させるので必ず覚えてください。
また、一応ラッキーナンバー10宣言を貫通できるルートでもあります。
【無限待機への接続】
無限ドローなどから
・アゲインが手札に入る
・アトランとマークロもしくはミラスタの2枚目が手札に入る
のどちらかで無限待機の初期盤面になります。
④アゲイン、作戦、ロジスパもしくはクリメモを使うルート
【用途】
・アトランや複数のスイッチを引き込めず、盤面のミラスタを手札に戻すことが困難な際にマークロとミラスタのストックを維持する
・コストが7とロジスパの場合は3、クリメモの場合は4以外のトリガー呪文を回したり手札に戻す。
・唯一のスイッチ無しルート(シャッフの5宣言貫通)
【初期盤面】
場:マークロ、ミラスタ
手札:アゲイン、作戦、ロジスパもしくはクリメモ
【手順】
⑴マークロ効果でアゲイン、作戦、サーチ呪文を宣言
⑵アゲインをマークロに当てる
⑶作戦から唱えたアゲインをミラスタに当て、アゲインをボトムへ
⑷サーチ呪文でボトムのアゲインを回収
⑸ミラスタ効果で墓地の作戦とサーチ呪文を回収
→初期盤面
【解説】
盤面にマークロとミラスタが並んだ時に出来るルートです。
アトランの枚数が少ない構築だとかなりの頻度で合流させるのでこちらも必ず覚えてください。
また、このルートの存在からシャッフの5宣言ケアのためにミラスタを召喚しておくプレイが成立することがあります。
もっとも、最近のシャッフはデッドダムドになってミラスタを飛ばしてくることが多いため以前よりも有効性は下がってしまいましたが、それでも覚えておいて損はありません。
【無限待機への接続】
無限ドローなどから
・アトラン、スイッチが手札に入る
・スパイナー、スイッチが手札に入る
のどちらかが出来た場合、一度スイッチでミラスタを戻すことで無限待機の初期盤面に合流します。
今回の講座はこれで終わりです。
次回は躓く方が非常に多い「ストックの無限待機」を扱いますが、ストックの維持を理解出来ていればそこまで難しいものではありませんので1人回しなどで理解を深めておくといいですよ。
それでは〜